smpatchでアップデート
環境はSolaris10(6/06)SPARCです。
特にはまることなくアップデートできます。
smpatch適用手順
○検証環境
# cat /etc/release
Solaris 10 6/06 s10s_u2wos_09a SPARC
Copyright 2006 Sun Microsystems, Inc. All Rights Reserved.
Use is subject to license terms.
Assembled 09 June 2006
○事前準備
smpatchコマンドでアップデートするためにはSunOnlineのアカウントが必要です。
SunOnline:http://updates.sun.com
本手順では次のユーザID・パスワードを既に取得しているものとします。
userID:user
userPW:pass
※GUIが使用できる環境ならば、Sun Update Manager(GUIのパッチ適用ツール)で行うほうがよい。
・Sun Update Managerの実行
# /usr/bin/updatemanager
○smpatchコマンドでアップデートを行う手順
1.システム登録
1-1.レジストレーションファイルの作成
# cd /tmp
# cp /usr/lib/breg/data/RegistrationProfile.propeerties .
# vi RegistrationProfile.properties
-------------------------------------
userName=user ←SunOnlineのID
password=pass ←SunOnlineのPW
hostName= ←省略(自ホスト名)
subscriptionKey= ←省略(Solaris Service Plan番号)
portalEnabled=false ←SunOnlineでアップデート情報を管理する/しない
proxyHostName=192.168.0.1 ←プロキシサーバ名
proxyPort=8080 ←プロキシポート番号
proxyUserName= ←省略(プロキシ認証ID)
proxyPassword= ←省略(プロキシ認証PW)
--------------------------------------
1-2.システム登録コマンド実行(sconadm)
・プロキシ登録
# sconadm proxy -r /tmp/RegistrationProfile.properties
・システム登録
# sconadm register -a -r /tmp/RegistrationProfile.properties
※-a:ライセンスに同意 -p:プロキシサーバのIPとポート番号
-r:レジストレーションファイル指定
2.アップデート
プロキシ環境の場合は事前に以下を実行する必要がある。
# smpatch set patchpro.proxy.host=プロキシサーバ名
# smpatch set patchpro.proxy.port=ポート番号
2-1.必須パッチリストの取得
# smpatch analyze
2-2.全てのアップデート
# smpatch update
※update終了後、「インストールポリシーによって許可されていないIDがファイルに書き込まれました」
とメッセージが表示される。
2-3.個別アップデート(2-2で適用されなかったパッチを個別に適用する)
未適用リストの確認
# cat /var/sadm/spool/disallowed_patch_list
リストのパッチIDを元に適用する(例:パッチID=112233-44)
# smpatch update -i 112233-44
再起動
# shutdown -i6 -g0 -y
※再起動後も適用されないことがあるため、再起動した後に再度
必須パッチリスト取得と個別アップデート適用を行う。
○こちらのサイトを参考にさせていただきました。
・bose...
http://bose.techie.jp/?day=20051130
・CLI を使った Solaris ソフトウェアの登録
http://docs.sun.com/app/docs/doc/819-0378/6n2qdm01n?a=view
・・・にしてもApacheとかXとか使わないんだけど適用されるのね。
OSインストール時のソフトウェアグループは「開発者システムサポート」ですが、
Apacheのパッケージ入ってるんですかね?
Solaris8で「開発者システムサポート」インストールしたときは
入ってなかったはずなのだが。